神通船橋の次に大きかった 越前舟橋の跡 九頭竜橋

 神通川に架かっていた船橋が、天下三大船橋の中でも最も規模が大きかったことが知られていますが、残りの2つはどこにあったかご存知でしょうか?
 一つは、福井県の九頭竜川に架けられていた越前舟橋で、もう一つは、岩手県盛岡市の北上川に架けられていた南部舟橋(新山舟橋)です。
 今回ご紹介する越前舟橋は、天正年間に柴田勝家が、越前浦々から舟を集め、刀狩りの鉄で作った鎖で繋いだのが始まりだそうです。江戸期の福井藩主松平氏も舟橋の制度を受け継ぎました。越前舟橋は、48艘の舟をつないだ橋(ちなみに、越中神通船橋は64艘)で、橋の長さは約200mでした。


▲越前舟橋が架けられていた場所に架かる「九頭竜橋」





▲48艘の舟をつないだ

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