Vol.20 森のくすり塾 小川康先生
高岡市出身・東北大学薬学部卒の薬剤師・日本で唯一のチベット医師である小川康先生。いろんなメディアで拝見したり、富山で小川先生のイベントが開催されているのを目にする度に、私も参加してみたいと以前から関心がありました。念願叶って2023年の年末、蓮町のAポートさんで開催された、キハダの軟膏を作るワークショップに参加しました。参加できて大満足、自分の中で完結していたのですが…、その1年数カ月後、とある冬の日、私は胃腸炎になりダメージを受けていました。翌日に友達との約束があって病み上がりの胃腸で出掛けたところ、友達が「これ、効くよ」とバッグに常備していた陀羅尼助をくれたのです。この薬、見覚えが! 陀羅尼助は奈良生まれの胃腸薬で、主成分がキハダです。小川先生のワークショップで陀羅尼助のことを紹介しておられた記憶が蘇って、キハダの効能と自分の実体験がリンクしました。陀羅尼助で徐々に復活した私の腹はもう決まっていました。小川先生を茶屋にお呼びしてワークショップを開催したい! 即行動です。小川先生へとコンタクトを取って、開催となりました。もともと《まちなか水辺遊び》として、くすりの富山にちなんだイベントは開催したいと考えていたのですが、どういうアプローチがいいのかイメージが掴めていませんでした。薬自体、ことが起こってから使うものであって、日常生活の中にもっと身近な知恵として感じられるそういうイベントにしたいなと。くすり → 生薬 → おばあちゃんの知恵 のような日常との親和性のあるイベントがいいなと思いながらそのままになっていたのが、一気に繋がりました。「そもそも生薬って何?」 「身近にあるし、昔は生薬を日常的に活用していた」 「現在の医薬品にもこんなに使われている(キハダは「オウバク」や「ベルベリン」という名称で、普段薬局で購入できる薬(胃腸薬・湿布薬・目薬)に使用されている)」などなど、小川先生の落語家のような話術で、楽しく学びました。一人でも多くの方に生薬について知るきっかけになったり、日常の世界が広がったらいいなと思っての開催でした。
ところで、富山の薬といえば反魂丹でしょ〜というツッコミはしないでくださいね(笑)。

月刊グッドラックとやま編集部スタッフ。桜終了後の松川の魅力も知って頂きたいと《まちなか水辺遊び》と題して、2018年からさまざまなイベントや企画便を開催。富山地域通訳案内士。富山市在住歴20年。1児の母。























