薬種商の館 金岡邸(富山市)

 この金岡邸は、富山の典型的な薬種商で、売薬業も営んだ金岡家の邸宅を昭和56年9月に富山県が寄附を受け、富山県民会館分館金岡邸として公開されている。国登録有形文化財にも登録されている。
 金岡家は、家祖又右エ門以来4代にわたり薬種業を営み、薬業界はもとより実業界における電気事業の創設、教育界における育英事業など、偉大な足跡を残した郷土の先賢を輩出している。
 母屋は江戸末期の建築で当時の商家の屋形を示し、特に店舗については薬種商の典型的な構えを残しており、新屋については、大正期の総桧造りの豪壮な屋敷がほぼそのまま今日まで残ったものである。
 母屋については、明治初期の金岡薬店の店舗に復元するとともに薬業資料を展示して、富山が誇る伝統産業「富山売薬」を紹介している。

参考/案内板

 

 

 

 

 

おすすめ