7. Park to Park 2022 歩く+α

髙栁百合子〈Profile〉

 

元・国土交通省都市局土木技官。20代で市役所に出向し、市民参画型のまちづくりに注力。長女出産後は研究所に勤務しながら博士号(工学)を取得。2018年4月に富山大学に都市デザイン学部が新設されたのを機に、准教授に着任。五福キャンパスで教壇に立ちつつも、娘の学校の先生には全く頭が上がらない。好物は富山湾のお刺身とお寿司。

 前回のコラムでは、研究室がまちなかで取り組んできた活動についてご紹介しました。復習すると、①2018年から2020年の3年間は、歩行者実態調査を行なっていたこと。そしてその結果を見ると、歩行者にとって富山駅周辺と総曲輪通り周辺の2つのエリアは分断されてしまっていたこと。②そこで2021年の秋には、それらの中間地点に人を惹きつける場所を作り出すべく、旧八人町小学校区において、駐車場を公園のように改変する社会実験を実施したこと。③その後、近隣に住む子育て世代の方々からお話を伺うと、同じく両エリアの中間地点にある城址公園が、子どもにとっては使い難いという声が聞こえたこと。そこで


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