【其ノ二百十九】訛り懐かし

石川啄木の歌に
「ふるさとの訛り懐かし停車場の
人ごみの中にそを聴きにいく」
確かに生まれ育った国訛りは温かいもので大切であります。でも場所や時にもよると思うことが最近ありました。このところ体の調子が悪く市民病院へ出かけるのです。薬剤師さんの説明を受けている時に終始富山弁で説明を受けていると、三年前に他県から移住してきた知人が急病で入院した時の話が思い出されました。その方は入院中、富山弁がわからず何を言っているかわからなかったと笑い話のように喋るのです。なるほど自分は地元なのでわかるけれど、これは他県の方はわからない事もあるだろうなと感じました。国訛りが悪いのではなく、公共の機関まして病院ともなると県内ばかりでなくいろんなところからくる人がいます。全てとは言わないまでも、なるべく共通語を喋った方がいいのではと思うのです。国訛りはその土地の歴史や文化を語る上ではとても大切な言葉です。決して無くしてはいけないものです。それでも相手に伝えるべきものが何であるか、その場その場で使い分けることも大切な事なのではないかと思うのです。
いやはや まいどはや























