「進学のための教育から人格を育てる教育にシステムを変えよう」 橋本敏宏さん
サクラパックス株式会社
代表取締役社長(当時)
橋本敏宏さん
日本の中・高校教育がおかしくなっている。
それは、有名大学へ入学することだけが、人間の唯一の価値と勘違いして、受験に必要な勉強だけしかやらなくなっているからだ。それは、大学が受験科目を絞っているため、受験生はその科目だけしか勉強しなくなり、その結果、かたよった人間ができることになる。先生たちも、その事に気づきながら、合格者を多く出す競争にしのぎを削っている。これを正常に戻すには、教育制度を変えるしかない。そうしないと、日本はダメになる。
大学は、通過点にすぎず、永い人生の幸せが決定される場所では、決してない。進学のための教育から、人格を育てる教育にシステムを変えなければならない。受験勉強だけで育った人間は、大学を卒業してから出世するかもしれない。しかし、日本の各界の指導者として、出世するからこそ怖いのだ。そういうかたよった人間が指導者になれば、日本の社会は駄目になってしまう。あまりにも非人間的、非社会的な考えを押し付けられた者は、やがて自分の人間性も、そして日本の社会も滅ぼしてしまうだろう。
※2008年4月号で掲載したものを再掲しました。
























