カテゴリー: とやま再考

伝承ということ

須山ユキヱ 作家    話の大筋は子どもの頃からなじんでいる昔話を、首尾よく通した古典の中に見出すと、懐かしさが増し、思いも拡がる。  枕草子(二二六段)に「昔おはしましける帝のただ...

ユニークな発展がきめて

八尾正治 富山県郷土史会長 (肩書きは執筆当時のもの)    富山県ほど、まとまりのいい県はない。中心の富山市までは、どの市町村からでも充分日帰りできる。石川県における加賀、能登。福...

富山を世界ブランドに

河田 章 日本興業銀行(現みずほ銀行) 富山支店長    私は1990年から約2年間、長崎・ハウステンボスに出向しておりました。土木工事が終わった頃から3月のグランドオープンを経て、...

太陽と地方の文化

鶴谷 治 高岡市伏木町桐ヶ丘 自治会会長    今から20数年前、娘が小学生の夏休みに、一家で長野方面に旅行したことがある。その帰りの列車が、たしか生地辺りの海岸にさしかかった時、真...

雄大な自然が育んだ富山の文化と県民性

山瀬晋吾 富山大学教育学部教授日展会員・ 日本彫刻会会員  能登生まれの私にとって、対岸に聳え立つ雄大な立山連峰は畏敬と憧れの対象であった。海の向こうに未知の世界を想像した少年時代の夢と能登の...