創立時の情熱を受け継ぐ富山県立呉羽高等学校 音楽コース

 

一流の指導が伝統を支え、富山の音楽教育を牽引

 1983(昭和58)年4月、県下で唯一の音楽コースを持つ普通科単独校として創設された呉羽高校。普通科の中で、ハイレベルな音楽教育を受けることができるという独自性が実績へつながり、伝統校の風格を醸し出している。
 理想の音楽教育を追い求め、創校に携わったのが、現在、富山県オペラ協会で名誉会長を務める浅岡節夫さん。その情熱が、第1期生2名を最高峰の東京藝術大学(藝大)へ送り出すという快挙を生み出し、後輩たちにも大きな希望を与えた。
 現在、音楽コースを教諭として担当するのは稲場一朗さんと渡辺洋輔さん。ともに呉羽高校から藝大へと進んだトップクラスの実力者であり、浅岡さんの熱い思いを受け継ぐべく、信念を持って次世代の指導に当たっている。
 「校内施設、人的配置やカリキュラムなど、創校当初からの伝統が音楽コースとしての実績を創り出していると思います」と、稲場先生。「先人、先輩方のご苦労があればこその伝統であり、感謝の思いを持って後進の指導に励みたい」と、渡辺先生。藝大を目指す生徒はもちろん、すべての生徒が感性を培う環境で学べるのが最大の特徴だ。富山に音楽の輪を広げる活動は、着実に実を結んでいる。


【写真】
創校時の功労者・浅岡節夫さんの胸像(作/熊谷喜美子)が設置された校内の「コモンホール」にて。右・稲場一朗先生(管弦楽部顧問)、左・渡辺洋輔先生(音楽部顧問)

 

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