「これこそ富山」というものを創ろう

富山県議会議員
五十嵐 務 さん
Tsutomu Igarashi

 

 全国のまちづくりの良いところはほとんど見てきたという五十嵐さん。アメリカ、ヨーロッパなど海外の先進地も度々訪れ、見聞を広めている。
 最近では、北九州・紫川の整備に感銘を受けたという五十嵐さん。


「夢を持つことが大切。政治家も行政マンも、20年後の構想を持っているべきでしょう。それのない人は、行政のトップといえない。すべての街づくりの良いところは、トップの決断で生まれています」
 以前訪れた韓国の清渓川では、トップの決断力の大切さを痛感したという。
 「川に蓋をして高速道路を建てていたのを、市長が高速道路を取っ払って、蓋をはぐって再生したというね。ただ、清渓川の場合は横が道路で、建物から川側へ直接出られる訳ではないんです。都市の中に自然に近い川を再現したという感じですね」
 新幹線が来るまでのこれから7、8年のうちにしっかりしたものを作っていかなければならないと強調する。
 「サンアントニオは、リバーウォークをつくった時点で、街の再開発を考えて、ホテルを誘致したりとか、ショッピングセンターを作ったりとか、街の中に街をつくったという感じですよね。夢の部類になるでしょうけど、街づくりは半分夢を持ってないとできないと思いますし。いろんな所の上手いところを取り込んでいかないといけないでしょうね」
 大学卒業後、富山テレビ、チューリップテレビで報道に携わった。途中、国会議員の秘書を務めたこともある。市議会議員だった父親の跡を受け、平成15年、県議会議員に立候補、初当選を果たした。
 「『これこそ富山』というものを市民と一緒に創って、住んでいる私達が『いい所だよ』と言える街にしていきたい」

 

プロフィール ●
昭和26年(1951年)12月18日生まれ。富山市中島生まれ。早稲田大学法学部卒業。平成15年、初当選。モットーは「誠実」「信義」、そして「実行」。趣味はスポーツ観戦。

 

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