【其ノ百七十三】今年もコロナでしたね

　師走となりました。やはり一年通してコロナコロナの年だったように思えます。終わりの見えない戦争が続いたり、円安が進んだりと、ほんとにいいことは聞こえてこない年でした。その上、電気供給が行き詰まって節電節電と、夏だけでなく冬にもそんなことになった年でしょうか。何事にも便利で安全という建前で、オール電化なんて時代になりつつある。全てのものが電気がないと使えない世の中に変わりつつあります。そうなると必ず話題になるのが原子力発電です。原子力発電はクリーンでいいものではあります。でも一度災害などになると、とてつもなく人に危害を与え、何百年かかっても自然に戻らないかもしれない代物です。
　環境のことを久しく叫ぶようになっていまだに、人は炭素化だの二酸化炭素だの、プラごみだのと、いつまでも終わらない問題に悩まされています。作り出したはいいけれど自然に戻らない。自然を破壊しているのは、自然と戦った人間である。もしこの先、人間がいなくなることがなければ、きっと未来人は「先人が作り出したものはとんでもなく迷惑なものばかりだ」と言われることだろう。
　どうぞ良い年をお迎えください。いやはやまいどはや