【追悼特集】城址公園を中心に夢の神通回廊の実現を!(2004年4月号掲載)
富山商工会議所 元会頭
八嶋 健三 さん
Kenzo Yashima
2003年10月、中心街活性化のグランドデザインを考えるため、全米ナンバーワンの人気都市、サンアントニオを視察した。
「ホテルの地下一階に降りると、突然前方に人の賑わいが見えて、別世界が開け不思議の国に迷い込んだような気分になりました。松川と変わらない川の両岸にはカフェテラスが続き、森林公園のような美しい庭園やリバー劇場などもあって、遊覧船に乗ってめぐると、まさにオアシスでした」
〝アラモ砦〟のほか、見るべきものは何もなかった砂漠のような街が、今日、コンベンション客を含む観光客が年間1400万人も訪れる街となった。なぜ、そのような人気都市になりえたのか。しかも、時代は1930年代のまさに大恐慌の時代であった。
「そこに住む人たちが街を愛し、自ら参加して街づくりを考え、行動したからこんなにすばらしい街をつくれたんですね。富山も神通川から誕生した歴史を生かした街づくりを進めるべきです。昔のお堀を復活させ、国際会議場とつなぐと共に、佐々成政記念館など城址公園を拠点に松川のリバーウォークを作っていくことが大切です」と、夢のリバーウォークは、市民の熱き『思い』と積極的な『行い』がつくりあげたものと強調する。
「もはや街づくりを行政まかせにする時代は終わったということです。サンアントニオと富山は歴史性や川が街中を流れているという共通点を持っています。しかし、その川を市民の財産として、生かしきっていないという点が決定的に違います」
サンアントニオのリバーウォークを例えるならば、ピカピカに磨かれ光輝いているダイヤモンドであるが、松川はまだ原石のままなのだ。
「市民や企業、関係機関が一緒になって行動すれば、『夢のリバーウォーク』を夢に終わらせることなく、実現させることができるはず。市民による富山市価値創造プロジェクトへの、一層の参画を期待したいですね」
※背景写真:不思議の国に迷い込んだようなリバーウォーク。(サンアントニオ)
プロフィール ●
1932年11月18日生。B型。3才の時、父をカムチャッカで亡くす。小樽商科大学商学部卒業。
Q&A ●
Q1●座右の銘は?(私の信条)
「『朝のこない夜はない』。超楽観主義なんです」
Q2●趣味は?「囲碁」
Q3●好きな食べ物は?
「若い頃は肉が好きだっだけど、今は魚です」
Q4●お酒は?「日本酒」
Q5●最近の旅行で印象に残っている場所は?
「やっぱりサンアントニオですね」
Q6●好きな女優・俳優は?
「夏目雅子」
Q7●好きな歌手と歌は?
「美空ひばり。カラオケは『奥飛騨慕情』を歌うんですよ」
Q8●好きなスポーツは?
「野球。阪神ファン。大阪に配属されていた時、同僚に誘われ阪神戦に行き、吉田義男に会ったことがきっかけです」
Q9●一番くつろぐのは?
「好きなテレビを見ているとき。水戸黄門が好き。阪神の試合のときはひやひやドキドキするけどね」
Q10●一番苦労されたことは?
「バブル崩壊の後始末。同じ頃、腸ガ ンの手術も受け大変でした」
Q11●健康法は?
「10年前、腸ガンの手術をしてからタバコをやめた」
Q12●休日の過ごし方は?
「休日はイベント。これからは囲碁をして過ごしたい」
























