55.人生は冒険だ(La vie est une aventure)

 まさに私の人生、一言で表すなら、“冒険”これに限ります。特に外国に住むと、冒険の規模が大きくなり、より困難な気がします。言葉の壁であったり、文化の違い、価値観の違いです。しかし、冒険というのはワクワクした響きがあり、努力して貫いた結果には大きな報酬が待っているようなエクサイティングなイメージがします。辛いというよりも、楽しいというか。しかし、それは本や映画の話。現実の世界では、人生の冒険は地味で過酷なものが大半です。毎日の日常の生活の中での冒険だからです。パリはまさにこの冒険の連続。物事が本当にスムーズにいかない。不思議なくらいにつまずく。たまに物事が上手く進むと、最近の私は、本当にこれでいいのか疑ってしまうほどです。日本では普通に当たり前にできることが、なぜかこの国フランスでは違うのです。


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