“目指せ!観光都市!” 新幹線に乗って「降りてみたくなる街」に

 富山は立山黒部アルペンルートに100万人程の観光客が来ていると言いますけど、富山市内に入って来る人が少ないですね。富山市内の観光といかに結びつけていくか、大きな課題だと思っています。そのためには、富山市内の観光の回遊ルートをいくつかつくって、県外の観光客にPRしていかなければなりません。
 1988年4月、富山市内に観光客を入れようと、松川遊覧船がスタートして以来、市内に観光客が入って来るようになりました。富山市の歴史をさかのぼると、神通川から誕生した〝水の都〟なんですね。松川は、富山城の外堀だった神通川の名残です。神通川が町の中心を流れていたことで、全国で有名になった「ますのすし」も作られるようになったわけです。
 また、富山藩時代からの薬都としての伝統もあります。こうした歴史を大切にして、市内観光を組み立てていかなければなりません。そして、大型観光バスの駐車場と、食事の出来る場所がぜひ必要です。それから、全国の旅行代理店へのPRが重要です。それは大小問わずPRが必要です。これは、まんべんなく資料を提供すると共に、エージェントを回って相手の顔を見ての営業が大切です。
 昨年春、松川で久しぶりに遊覧船に乗る機会がありましたが、川から見る町の景色というのは、非常に大きな楽しみでしたね。普段見慣れている町並と、全然景観が違って見えました。松川遊覧船は、〝水の都とやま〟の歴史・文化を伝えるだけでなく、非日常の世界へと私達を誘うようです。新幹線が来た時に、「降りてみたくなる街」にね、それが大きな目標です。
(2006年1月号より)

 

 
全米ナンバーワン人気都市、サンアントニオ・リバーウォーク
(アメリカ・テキサス州)

松川(富山市)

 

 

元富山市商工労働部長
永森 勲さん


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