【其ノ百八十四】北海道でっかいどう!
年に数回は釧路や芦別、札幌で小さな落語会を開催していただけるので出かけていきます。何度北海道に行っても、飛行機から見る景色は毎回頭の中に「北海道でっかいどう!」という言葉が浮かびます。富山に生まれ育ったせいか、高く聳えた山々が無い北海道は、ほぼ平らに見えていいなぁなんて思うのです。それなりに高い山はあり、そこから流れる川もいくつか見られますが、それでもゆったりと流れるヨーロッパの河川のように見えてしまいます。そんな景色の中、自分の乗っている飛行機の影がはっきり地上に写り、ナスカの地上絵の様に観ているのも、また北海道ならではの楽しみです。天候によっては雲の中から突然現れる大地は、驚くばかりに雄大な広がりを感じるのです。景色の中に動いている車や人の小ささは、自然には敵わない非力なものだなぁと思うのです。飛行機を降りて車で移動を始めると、信号機も少なくどこまでもどこまでもまっすぐな道がそこここあり、走っていく気分は降りたばかりの飛行機にまだ乗っているような、今にもこのまま空へ飛び上がるような気分になります。こんなこと書いていると、あぁ~また北海道にいきたくなる!
いやはや まいどはや