47.不運でざわめくフランス

 最近のフランスはあまりいいことがない。厄年? とでも疑いたくなる今日この頃。2015年は2回もテロリストに狙われ、今年に入り、寒い寒い天候に、雨、雨、雨。ついにセーヌ河の氾濫まで数都市で起こる始末。パリでもセーヌ河の水深が一時6mを超えて、セーヌ河のボートレストランは営業不可能。セーヌ河クルーズも中止。川沿いにあるルーブル美術館やオルセー美術館も休館(念の為の美術品の移動)。6月といえば、心地よい気温に晴天が続く快適な時期なのに、まるで冬か梅雨のようなフランス。異常気象に憂鬱な雰囲気のフランス。人々に活気もなく不満がたまるなか、オランド大統領の政権による新しい労働法改正案。これが労働者に不利で、企業側に有利ということで、怒り爆発のフランス人! 大まかに言えば、給料を増やさずに労働時間の延長が可能となり、今までの週に35時間労働という体制が崩れる。


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