59.MARCH

ヒロコ

富山県出身。アメリカ人の旦那グレッグと、インドで出産した娘、愛子の3人家族。カナダで1年、イギリスで1年、インドで3年半、アメリカで4年、そして2012年3月からはフランスのパリに住むことになりました。

 パリにいると、色んな分野の人に出会う機会が多い。今回は友達の紹介で、ボランティアをして日本はもちろん、海外でも活躍しておられる、ツノダヒロカズさん(愛称ツンさん)に出会った。ツンさんは、東日本大震災の後、ボランティアで各地をまわったり、世界でも自然災害に遭い苦しんでる人々のところに活動的に支援に行かれている、パワーがみなぎってる方だ。そして、そのパワーの延長で、”MARCH”という、復興ドキュメンタリー映画の制作にプロデューサーとして関わられたのだ。これは福島のある学校の生徒達が、夢を諦めたくなくて、マーティングバンドを復活させて、みんなで猛練習に猛練習を重ね、愛媛県のサッカーチームの応援もかねて、音楽を奏で、辛いこともあったけど、前進しているという希望に満ちた作品である。
 このドキュメンタリーを観た後に、私が真に感じたのは、自然災害は予期せずにやって来て、全てを慈悲なしに破壊してしまう。でも、だからといって、恐怖に怯え、立ち止まっていても、何も始まらないという現実。悲しみと虚無感に身をまかせるのではなく、生きる希望を持って、夢を持ち、それを叶えるのは自分だと信じ、前に前に進むこと。遅くてもいい、少しでもいい、立ち止まらず、前に這いつくばっても進むことなのだ。そうやって、暗闇の中から、希望という光に直進するのだ。生きるとは、たくましく、時には雑草のように、何もないところから成長することなのだ。そういうパワーを私はこの作品の中で、音楽とサッカーとのハーモニーを通じて感じとった。そして、ツンさんの、このマーティングバンドをなんとかして応援したいという強い思いにも惹かれた。彼のパワーの源は、やはり道徳愛だと思う。他人を応援する、笑顔を守ってあげたいという菩薩の心だ。彼のこの熱い想いを叶えたいと私は思った。日本に留まらず、海外にも仲間、応援者を増やすために、必死に努力し、疲れをみせず、笑顔を絶やさない彼の姿。強い真実の優しさは、かけがえのないパワー。この作品 “MARCH” を富山県でも広められないかという、私の想い。この場をお借りして、読者の方にお願いしたい。どうか興味のある方は連絡を取って、この素晴らしい “MARCH” をぜひ鑑賞して頂きたい。皆さんの心にも、希望の声が届きますように。
【Contact】eigamarch@gmail.com

 


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