渡辺司さん 「街角スケッチ展」を開催
テーマは、”人がいて風景がある”
和紙ちぎり絵、街角スケッチ、はがき絵、木版画、日本画などジャンルにとらわれず、あたたかいタッチで絵を描き続けている渡辺司さんが、11月3日〜5日、「星の街ギャラリー」で街角スケッチ展を開いた(講師を務めるハガキ絵教室の作品展も併催)。テーマは、〝人がいて風景がある〟。今回は、人物が入っている作品だけを集めた。人が入ることで、絵に更にあたたかみが増したようだ。描かれた場所は、大手モールやキラリの工事中の場面や、かつてのグランド通り、高岡の御車山が通る路地や滑川の旧北陸道の店蔵、伏木の石の坂道など。渡辺さんならではの切り取り方が心地よい。
渡辺さんのスタイルは、6、7割は現地で描き、残りは撮ってきた写真を見ながら仕上げる。線は竹ペンで引くことが多く、絵の具は顔彩をメインに使うという。
絵を描くことでいろんな人と知り合ったり、人のあたたかさに触れることも多いと渡辺さん。
なお、来年のお盆前までには、5冊目となる「おらっちゃのまち 富山を描く」を自費出版の予定だ。
▲松川茶屋テラスやいたち川の絵も