富山寺―富山市の市名はこの寺の寺号に起因

 2006年8月号の「富山の史跡」特集の中でも取り上げましたが、古来より、「富山市」の市名は、今回ご紹介する「富山寺」の寺号に起因すると言われてきたそうです。
 案内看板により、詳しくみてみましょう。
 富山寺は藤居山と号する真言宗の寺院で、奈良時代の神亀元年(724年)、行基が大和の国から越中に来たおりに、現在の富山城跡付近の藤井村に一寺を建立し、藤居山富山寺と称したと伝えられています。
 その後、富山城築城のため加賀藩初代藩主前田利家より寺地を与えられ、現在地に移され普泉寺と改めましたが、明治43年(1910年)4月、寺の名を元に復し、再び富山寺と称したとのことです。

  

 

 

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