56★「山月記」


「山月記」
中島敦・著
教育出版

 

中林みぎわ〈Profile〉

◆宮城県生まれ。富山県天文学会会員。平成14年から21年まで富山市天文台勤務。現在は、子育てをしながら富山市科学博物館ボランティアとして活動。好きなものは、星と月、本、石、博物館巡り、お菓子作り、ビートルズ。

 あけましておめでとうございます。2022年は寅年なので今回は虎にちなんで「山月記」です。ある詩人が虎の姿となった後にかつての親友と再会、自身の数奇な運命を親友に語ります。虎が別れ際に「渓山を照らす月に向かって短く吼えるだけだ」と詠んだ漢詩がタイトルの基となっています。「山月記」は


続きは、WEBユーザー登録(定期購読)でお読みいただけます

WEBユーザー登録(定期購読)する

既存ユーザのログイン
   

おすすめ