Vol.10 ヨガクルーズ

 2020年に訪問した、サンアントニオの遊覧船会社【GO RIO CRUISE】さんのウェブサイトに載っていた船上ヨガにインスピレーションを頂いて、松川遊覧船でのヨガクルーズに結びついたということは以前のコラムで書いていました。
 ヨガクルーズを開催したい。しかし私は、ヨガというものを全くやったことがなかったので、まずはヨガを習いに行きました。しかし、ヨガといってもとにかく幅広い。アクティブに動くものから、静かでゆっくりとした動きのものまで多種多様だということが分かってきました。広い屋内のスタジオではなく、動く船の上でどういうコンセプトでどういうヨガがいいのか、さっぱりイメージがつきませんでした。いろんなご縁が繋がって、中村亜希子先生と出会います。亜希子先生が、「瞑想や呼吸、身体ほぐしなら船上でも危なくないし、リラックス系だからクルーズと組み合わせて、いいアクティビティになる」とアドバイスをしてくださって、亜希子先生と開催したい!と即決でした。2021年の晩秋に一度先生とシミュレーションしてみました。これなら遊覧の優雅さと、ヨガの良さを組み合わせることができる!と確信を持つことができ、2022年5月への開催となります。椅子を全て取り出して、マットを敷き、先生と参加者は定員6名様で贅沢なプランです。30分のクルーズと、係留後15分間で引き続きヨガをしてクロージングとしました。私はリハの時しか体験してないのですが、寝転がって空を仰ぐと、両岸の並木が頭上と足元に見えて、青空も見え、椅子に座って眺める景色とはまた全然別の景色が見えます。また、橋の下では、寝転がったまま橋の下を見上げて、橋が終わると青い空が出てきます。なんとも言えない心地よさがあって、私はヨガクルーズの虜になりました。ただ、お席は6席。いいな〜、羨ましいな〜と思いながら、ヨガクルーズの様子を橋の上から撮影する係になっていました。初回のヨガクルーズは5月だけどとっても暑くて日差しも強く、「日干しになりそうだった(笑)」というご感想もありましたが、ヨガクルーズを大変気に入ってくださった方もいらして、この企画は10月の、牧野宏美先生による2回目開催へと繋がっていきます。

 

中村志保〈Profile〉

 

月刊グッドラックとやま編集部スタッフ。桜終了後の松川の魅力も知って頂きたいと《まちなか水辺遊び》と題して、2018年からさまざまなイベントや企画便を開催。富山地域通訳案内士。富山市在住歴20年。1児の母。

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