Vol.18 原点に立ち返る

 緑の季節の松川の魅力にも気づいていただきたい、でも「緑もいいよ」だけでは厳しい…と痛感し、松川の水辺で〝粋な遊び〟をご提案する必要があると思ってから、無我夢中で企画しては開催して、気づいたら今年で9年目に入ります。スタートしたのは息子が小学校2年になった年。1年生の年は私自身が小学校生活の1年のサイクルに慣れておらず、新しい取り組みをスタートさせる余裕はありませんでした。2018年の親子で船上英会話からスタートとなるわけですが、そもそも、このまちなか水辺遊びや、関連する通訳案内士としての活動を支えてくれている土台となる経験があります。この経験がなかったら、今の私の動きやすさはなかっただろうと思う貴重な経験です。
 息子が3歳の頃、国際交流親子サークルを立ち上げました。国際交流が好きだったこと、育児優先の間も英語のレベルを落としたくなかったこと、子供と一緒におでかけして親子共に楽しめるプラットフォームが必要だと感じていたことなどなどの思いがあって、県内で唯一の国際交流親子サークルを立ち上げ、県内のさまざまな場所に出かけて、田植え・稲刈り・よさこい踊り・イチゴ狩り・味噌作りと餅つき・工場見学などなど、いろんなことを企画しました。のべ53企画、参加してくださった方はのべ千人。活動期間の8年の間に、本当にたくさんの方々にお世話になり、この時の出会いと経験が、まちなか水辺遊びの企画に繋がったりもしています。スティーブ・ジョブズが言っていましたが、振り返ると点と点が繋がって線になると。まさにそれを感じます。通訳ガイドのお仕事で富山での滞在時間のコーディネートを任せていただけることもあって、その際も、サークルの企画を段取りしていた時の経験が役に立っていると感じます。サークルでは県内あちこちに出向きましたが、まちなか水辺遊びは、たくさんの方に松川に出向いて来ていただけるように、ですね。そして、まちなか水辺遊びのアクティビティが文化交流の場でもあり、それがインターナショナルな文化交流ならなお最高!と、そういうイメージを描いています。桜以降の松川の魅力も感じていただいて、かつ、アクティビティを通して、今まで出会ったことのない方たちが茶屋で出会い世界が広がっていく、そんな企画をご提供できるならこの上ない喜びです。

 

中村志保〈Profile〉

 

月刊グッドラックとやま編集部スタッフ。桜終了後の松川の魅力も知って頂きたいと《まちなか水辺遊び》と題して、2018年からさまざまなイベントや企画便を開催。富山地域通訳案内士。富山市在住歴20年。1児の母。

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