Vol.6 サンアントニオとパンデミック
さぁ今年はインバウンドも含め、いろいろ企画していくぞ〜!と意気込んでいた2020年のスタート。弊社が長年姉妹提携交流をしてきた、アメリカテキサス州サンアントニオのクルーズ会社へ視察にいくことも決めていたので、2月中旬に予定通り出発しました。視察の詳細は以前既に連載をしましたので割愛しますが、振り返ると感染拡大直前でほんとギリギリの渡米でした。現地の遊覧船会社【GO RIO CRUISE】さんでは、常設ではないですがウェブサイトには船上でヨガや、バイクマシンエクササイズのスペシャルメニューを掲載していて、その辺の企画についても聞いてみたいと思っていました。が、結局話すことがたくさんありすぎて、面談ではヨガクルーズのことはお話せずじまい。しかしこのメニューを見たことが、のちの松川遊覧船でのヨガクルーズに結びつきました。サンアントニオは女性活躍社会。お会いしてきた副社長さん、セールスマネージャーさん共に女性でとても楽しい面談でした。
ところで、2020年最初の企画は《着物クルーズ》を予定して段取りを進めていました。私自身がお着物で操船し、お客様もお着物。船上が、お着物を来た方で満席になるという、今まで見たことのない景色を作ろう!と思いつきました。定員は20名様を予定し、船の中央にあるベンチには赤いクロスを引いて、皆様には、平安堂さんの和スイーツプレートで船上スイーツピクニックを楽しんでいただく、というモリモリの内容でイメージしていました。ところが…、あとは皆さんご存知のように3月から感染が一気に拡大し、人の流れが止まり、遊覧船も桜満開の中、休業となりました。これから一体どうなるのだろう…という重苦しい日々の中、北日本新聞さんでよく取材していただいていた記者さんからコラム【万機公論】コーナーで執筆してみませんか?と、お声がけを頂きました。その頃、スポーツ界では無観客試合が始まっていました。無観客試合があるなら、無乗船客着物クルーズをしてもいいのではないかと考え始めていたので、そのアイデアをコラムで書きました。
月刊グッドラックとやま編集部スタッフ。桜終了後の松川の魅力も知って頂きたいと《まちなか水辺遊び》と題して、2018年からさまざまなイベントや企画便を開催。富山地域通訳案内士。富山市在住歴20年。1児の母。