世界最先端の工場増築し、更なる安定成長へ

日東メディック株式会社
代表取締役社長

中井 龍 さん
Ryu Nakai

 

 

 平成6年、東亜薬品(株)の子会社として設立された。製造するのは、90%以上が目薬。 直近の売上は約110億円と急成長している。昨年、八尾中核工業団地にある本社近くに100億円を投資して、世界一の目薬の製造工場、第3製剤棟を増築した。
 「2、3年すれば世界のどこかでもっと新しい工場が出てくるかもしれませんが、今の時点では最先端だと思います」
 成長の秘訣は、物がよかった、つまり、メーカーとしての製品力があったことと、得意先からの信頼にあると分析する。
 「OEM(他社ブランドの製品を製造すること)を受ける時は、クオリティ、技術ももちろんですが、要は、スタッフを見て安心して仕事が出せる会社かっていうのがすごい大事なことなんです」
 それと、タイミングもあったという。
 「いくら一生懸命やってもタイミングが悪いと駄目ですね。すごくいいものを作っても、早すぎても遅すぎても売れない。タイミングが大事。それは、その人の感性と運だと思いますね。まさに“グッドラック”ですよ(笑)」
 同社の売上構成は、OEMと自販が約半々ずつ。自販は全て医科向けである。
 「なかなかOEMだけでは厳しい。今、営業専任者、MRという職業なんですが、約80人います。北海道から沖縄まで全国に営業所、連絡所を設け、眼科ドクターを中心に調剤薬局などにも営業を行っています」 
 設立されて5、6年の頃が信用度も低く、設備投資もなかなかできず、苦しかったと振り返る。
 「業績っていうのはすごく大事で、業績の悪い社長って本当に苦しい立場だと思いますね。それが嫌だから会社が長く繁栄する様に一生懸命やるんでしょうけど。事業が安定するのが、従業員にとっても幸福だと思います」

 

プロフィール ●
昭和31年10月7日生まれ。O型。富山市出身。明治薬科大学薬学部卒業。三共(株)(当時)、山之内製薬(株)(当時)を経て、東亜薬品(株)へ。38歳の時、東亜薬品(株)が買収した目薬の会社(現在の日東メディック(株))の社長に就任。
東亜薬品(株)の中井敏郎社長は、長兄。祖父の敏雄氏は、富山化学工業(株)の創業者(その後、富山化学の関連会社として、東亜薬品(株)を設立し、初代社長に就任した)。


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