社員が健康で働きやすい環境に

北陸コンサルタント株式会社 代表取締役社長
栄 知之 さん
Tomoyuki Sakae

 

 公共事業の建設コンサルタント事業を行なう北陸コンサルタント。地球環境を守り、自然と共生しながら豊かな人間社会を実現することを目指し、道路、橋梁、トンネルの設計、河川砂防・雪崩対策などの防災設計、上・下水道や電線共同溝、景観の設計などを行なっている。
 「建設コンサルタント業は、アイデアを出し、それを具現化する仕事なので、身体が資本なんですね。ですから、社員が健康で働きやすい環境づくりを心がけています」
 毎週水曜は、ノー残業を推奨。月末の金曜は、ノー残業デーを実施している。
 「最近は、働き方改革の一環で、残業にならないように役所が気をつけてくれるようになってきています。しかし、工期が近づいてくると、やはり鉢巻きをして仕事をしなければいけないという部分は、まだあるのかなと思います」
 なお、同社は18年程前、幹部社員10数名の総意で、オーナー企業から分離独立した経緯があり、設立当時から社員の生活を第一に考える社風が定着しているという。
 自身も健康づくりのため、運動するようにしているそう。
 「週に1回ぐらい、県の総合運動公園に行き、1周2・1㎞のクロスカントリーコースを歩いています。先日は、トレッキングイベントで、猿倉山から小佐波御前山までを往復してきました」
 平成9(1997)年の河川法改正で、河川の持つ多様な自然環境や水辺空間に対する国民の要請の高まりに応えるため、河川管理の目的として「治水」、「利水」に加え、「環境」が明文化された。
 「当時は環境に対する気運が高く、当社も、植物や動物、魚類などの環境調査を結構手がけていました。しかし、環境は治水や利水のように実利を生まない、という思いがあったのか、近年、そういう仕事が減ってきています。環境というのは、本来、心を豊かにするものなんですけどね」
 当時は県の委託で、朝日町の小川の川の中に、マウンテンバイクのコースなど水辺を楽しめる空間を作る計画を作成したこともあったそう。
 「でも結局、それは一切作られませんでしたね。唯一、(支流の)舟川の桜堤を後世にもっと残せるようにという事業は行なわれましたが、今では思い出話ですね」

 

プロフィール ●
1953(昭和28)年12月12日、富山市(旧・八尾町)生まれ。O型。専門学校中央工学校(東京)卒。高校時代に測量会社でアルバイトをしたことがきっかけで、測量に興味を持ったという。専門学校卒業後、北陸コンサルタント㈱に入社。測量・調査、営業に携わる。2014年7月、プロパーとして初めての社長(8代目)に就任。

 


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