1. 総務省から来ました

南里明日香(なんり・あすか)PROFILE

 

平成18年総務省入省。霞が関で地域活性化や地方財政などの業務に携わり、徳島県庁、滋賀県庁に赴任。令和3年4月から富山県庁。圧倒的な自然とともにしなやかに生きる富山の人が大好き。東京では完全インドア派だった小学生の息子が、富山暮らし歴2年で釣り、スキー、スケートなどにチャレンジし始めたことが嬉しい。

 はじめまして。今号から本コラムを担当します南里明日香です。2006年に総務省に入省し、2021年富山県庁に赴任しました。「霞」が関の役人ってこんな生活なんだ、こんなこと考えてるんだ、ということを「晴」れやかにしてよ、という志保さんの求めに応じて、筆を執りました。と言っても、総務省に入省以来、霞が関と自治体を行ったり来たり。役人人生の約半分の期間は自治体勤務で、徳島県では毎年県庁連として阿波踊りに出場し、滋賀県庁では毎年鮒ずしを仕込む生活をしていました(?!)。  総務省は、地域の活性化や時代に応じた地方行財税政制度を設計することをミッションとしています。そのため、職員の採用方針と人材育成方針はとてもユニーク。採用面接は、人事担当者だけでなく、各部署で法改正などを担っている最前線の中堅クラス職員の執務室に行き、その人のデスクの横に丸椅子が置かれ、面接というよりは、OB・OG訪問の雰囲気でした。志望動機や学生時代に頑張ったことなんて聞かれもせず、「今、過疎地域に移住者を増やすためにこんなこと仕掛けようと考えてるんだけど、


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