4. 女性のみなさん、のびやかに生きましょう!

南里明日香(なんり・あすか)PROFILE

 

平成18年総務省入省。霞が関で地域活性化や地方財政などの業務に携わり、徳島県庁、滋賀県庁に赴任。令和3年4月から富山県庁。圧倒的な自然とともにしなやかに生きる富山の人が大好き。東京では完全インドア派だった小学生の息子が、富山暮らし歴2年で釣り、スキー、スケートなどにチャレンジし始めたことが嬉しい。

 先日発足した第2次岸田改造内閣を巡り、岸田総理の「女性ならではの感性や共感力」との発言が波紋を呼んだ。言葉狩り、と眉をひそめる向きもあるかもしれないが、私としては、やっとこういう議論がニュースになる時代が来た、という感想である。
 「女性ならでは」といった表現は、女性登用を歓迎する立場からの発言だったとしても、「女性は育児をするもの」、「女性は気配りしなければならない」というステレオタイプな考え方を助長してしまう。現に私は「女性らしい細やかな気遣い」は苦手である…。
 昨年より、私がコーディネーターとなり「ワンチーム・女性職員政策課題研究」という研修を始めた。これは、


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