5. コロナ禍のママ役人ライフ

南里明日香(なんり・あすか)PROFILE

 

平成18年総務省入省。霞が関で地域活性化や地方財政などの業務に携わり、徳島県庁、滋賀県庁に赴任。令和3年4月から富山県庁。圧倒的な自然とともにしなやかに生きる富山の人が大好き。東京では完全インドア派だった小学生の息子が、富山暮らし歴2年で釣り、スキー、スケートなどにチャレンジし始めたことが嬉しい。

 2020年、コロナが世界を席巻した年、私は総務省自治財政局地方債課で、自治体の財政を借入面から支援する仕事をしていたが、緊急事態宣言によって経済活動が制限され、自治体は行政の継続性のみならず財政面でも大きな影響を受けることとなった。当時、経済活動の制限によって、消費税をはじめとした税収が大きく落ち込むことが想定され、自治体の資金繰り支援をはじめとした法的な手当てをすることとなった。前例なき事態に、いったいどれぐらいの影響があるのか試算に試算を重ね、


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