12. 15分都市、20分⽣活圏

髙栁百合子〈Profile〉

 

元・国土交通省都市局土木技官。20代で市役所に出向し、市民参画型のまちづくりに注力。長女出産後は研究所に勤務しながら博士号(工学)を取得。2018年4月に富山大学に都市デザイン学部が新設されたのを機に、准教授に着任。五福キャンパスで教壇に立ちつつも、娘の学校の先生には全く頭が上がらない。好物は富山湾のお刺身とお寿司。

 前号と前々号で、メルボルンのストリート・マネジメントと、ウィーンのスーパー・ブロック社会実験を紹介しましたが、海外の成熟都市では、このような個々の空間再編だけでなく、都市全体の設計思想においても、徒歩や⾃転⾞を重視するプランを提⽰している都市が少なくありません。パリでは、⾞を使わずに徒歩や⾃転⾞で移動できる範囲を⼀つの⽣活圏として捉え、その内部に⽇常⽣活に必要な機能を充⾜させていく「15分都市」と呼ばれる将来像が掲げられていますし、メルボルンやポートランドでも、


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