8. ⼤学⽣とまちなかをつなぐ取り組み
元・国土交通省都市局土木技官。20代で市役所に出向し、市民参画型のまちづくりに注力。長女出産後は研究所に勤務しながら博士号(工学)を取得。2018年4月に富山大学に都市デザイン学部が新設されたのを機に、准教授に着任。五福キャンパスで教壇に立ちつつも、娘の学校の先生には全く頭が上がらない。好物は富山湾のお刺身とお寿司。
前回までのコラムでは、研究室がまちなかで取り組んできた活動、11月に実施する社会実験についてご紹介してきましたが、今回は、まだ低学年の段階から、大学生と地域とをつなぐ取り組みについてお話をしたいと思います。富山大学では2018年以降、教養教育の科目は、全て五福キャンパスで開講しており、五福キャンパスは、まちなかと路面電車で結ばれた便利な場所に立地しています。ただ、学生の大半は五福の周辺に住んでいるため、神通川を越えてまちなかに出ていく機会は、案外と多くありません。一方、都市デザイン学部は、