【其ノ百九】過保護な世間

柳家さん生・・・昭和32年、富山市西町に生まれる。上野鈴本演芸場等、寄席定席に出演のかたわら、都内各所にて勉強会、独演会を精力的に開催、活躍中。
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 いつの頃からでしょうか。ニュースでもドラマでもバラエティーでも字幕が出るようになっています。会話も全てが字幕で出る。耳の不自由な方の為としても、あまりに多すぎる気がします。不自由な方の為なら、その人だけで良い機械はいくらでもあるはずです。
 近頃の目に余る過保護とも言うべき気遣いと、子どもへの配慮からだとしか思えないのです。何かにつけて注意や声がけが過剰とも言えるほど世間には溢れている。子供に優しくするのはわかります。でも大人が子供に媚びるような事では、全てがダメになると思うのです。
 大人の世界があり、子供にはわからなくていい事は沢山あったはずなのです。子供が大人に尊敬や畏怖を抱かないのは、その子供に対する過保護ではないでしょうか。大人の行動や会話、そういったものが無くなりつつあるのでしょう。「忖度」なんて言葉が頻繁に使われていますが、そんな慇懃無礼な言葉ではなく。もっと思いやりのある大人の行動、会話が出来れば、どれだけ温かみのある優しい日本の国らしい人間関係や暮らしができるでしょうか。
 いやはや、まいどはや


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