【其ノ百八十二】昔は…?
「猛暑日」「熱中症」など、毎年今年一番の暑さなどと言われている。年々夏は気温が高くなりやはり地球温暖化なのでしょうか。熱中症対策でエアコンを使えと言われる。しかしエアコンを使えば室外機から、もの凄い熱風が出る。これがまた気温を押し上げ、またエアコンのお世話になる。堂々巡りの気がする。昔はこんなに暑くなかったという言葉をよく聞く。確かにそうだ。エアコンなどお店や公共施設にでも行かなければなく、大概は扇風機の時代でした。夜には窓を開け放して夜風が心地よく、朝など寒いくらいの時もあった。考えれば窓を開け放して泥棒も入らないような、お互い様の時代だったのでしょう。洋風の建物になり密閉性が強く、プライバシーだの個人だのと隔離されている世界が当たり前になる。それで室内での熱中症による死亡も増えている気がします。暮らしを昔に戻すなんてできる訳もなく、益々自分自身や家族で自ら気をつけて守るよりない世の中です。それでも先人が考えていた暮らしの知恵は、理に叶っているものがいくつもあります。今の暮らしに使えるものは取り上げるのもいいかもしれません。九月になり皆様お元気でお過ごしでしょうか。
いやはや まいどはや