滝廉太郎研究会 生誕140周年 記念コンサート開催!
富山で少年時代を過ごした作曲家・滝廉太郎の顕彰活動を進めようと、弊誌の呼びかけで平成28(2016)年に発足した「滝廉太郎研究会」(会長/浅岡節夫富山県オペラ協会名誉会長)。当会では、滝廉太郎の生誕140周年を記念し、さる6月16日(日)、松川茶屋にて「記念コンサート」を開催した。
今年1月、広島県の音楽愛好家・宇根俊之さんが、滝廉太郎作曲の器楽曲「メヌエット」「憾」をもっと多くの人に知ってほしいと、自ら弦楽四重奏用に編曲した楽譜を当研究会に送付。浅岡会長が呉羽高校管弦楽部にその演奏を依頼したことから、今回のコンサートの実現となった。
コンサートでは、まず同校で講師も務める黒田素子さんがピアノ演奏。林愛奈さん、岩林亜弥さん、岡野あづみさん、山口紗季さんの4名が、編曲された2曲を弦楽四重奏で初披露した。さらに、浅岡節夫会長が「箱根八里」「荒城の月」を情感たっぷりに歌い上げ、観客は滝廉太郎の名曲の世界にすっかり引き込まれていた。