Vol.11 浅井康恵先生のお着物談義
2020年に【和のおもてなし便】で着物で操船しましたが、当時自装は全くできず、使うお着物をレンタルで借りてきて、自宅で着付けをして頂き、終わったら着物を返却して、を繰り返していました。自分で着れないものだから着付けのしくみが分かっていないために、船上のしつらえをしているうちに着崩れが生じても自分で直せないという難を感じ、2021年より自装を〈こゆき庵 きもののきかたのお教室 主宰〉浅井康恵先生から習い始めていました。また、実家の母や、叔母から着物を譲り受けて、活用したい着物のアイテムも増えていました。おもてなしでお客様の前に立ちますので、色のコーディネートは大事ということで康恵先生から和装カラー診断をして頂き、自分のパーソナルカラーに合う着こなしを学んでいきました。そのこともあって一層着物が楽しくなっていました。以前書いていましたが、2019年に極東杯国際ヨットレースの懇親会で浴衣で英語司会をした時に、皆さんの着物への関心が非常に高かったことから着物で操船というアイデアが浮かんだわけですが、私自身がまだまだ日本文化のことを知らない・楽しんでない・自分で語れないということに気づくきっかけでもありました。地域通訳案内士で日本文化・富山の文化を勉強すればするほど、より、日本を、富山を深く理解していきたいという気持ちが強まり、その範囲も広がって、その一環としてこの着物談義イベントへと繋がりました。着物といってもカジュアルから正装までありますので、第1回のイベントのテーマは「ゆかた」で一番とっかかりやすいアイテムにして【ゆかたのこと、何でも聞いてみる時間】と題し、先生にゆかたのあれこれを質問して答えていただき、あとは、皆さんが持参されたお着物で、帯揚げや帯といろんな配色の組み合わせを楽しんでみました。おかげさまで盛り上がり、第2回目の【秋冬の装い編】開催へと繋がっていきます。
2回目の開催は秋。秋冬のアイテムを使って、自分のパーソナルカラーを知って、最も顔色良く、健康美、美しく映える色使いをするための、色彩術について習いました。その日の午後は、柳家さん生師匠の落語クルーズの初開催で、康恵先生がお着物で落語クルーズにご参加くださり、今もその時の写真が告知のちらしに使われております。
月刊グッドラックとやま編集部スタッフ。桜終了後の松川の魅力も知って頂きたいと《まちなか水辺遊び》と題して、2018年からさまざまなイベントや企画便を開催。富山地域通訳案内士。富山市在住歴20年。1児の母。