[イベントリポート]滝廉太郎研究会 没後120年記念コンサートを開催 2023年6月18日(日)
富山で少年時代を過ごした作曲家・滝廉太郎の顕彰活動を進めようと、2015年に発足した「滝廉太郎研究会」(会長/浅岡節夫富山県オペラ協会名誉会長)。今年は没後120年を記念し、さる6月18日(日)、富山市民プラザ アトリウムにて「記念コンサート」が開催された。初めに当研究会理事長の中村孝一(グッドラックとやま発行人)が挨拶。
呉羽高校管弦楽部 弦楽四重奏団が、滝廉太郎作曲の「メヌエット」「憾」などを披露。高校入学から弦楽をスタートした4名の学生さんが、まだ弦楽歴1年3カ月とは思えないほど堂々たる四重奏を奏でた。続いて呉羽高校音楽部による合唱で、「花」「月」「雪」、廉太郎晩年の作の「水のゆくへ」を披露。素晴らしい歌声がアトリウムのみならず、市民プラザ館内に響いて聴衆を魅了した。その後、高森静香さん(桐朋学園大学、ハノーファー音楽大学並びに同大学院ソリストコース修了)が、廉太郎の生涯について解説をして、「メヌエット」「憾」などを独奏。最後に、浅岡節夫さんが「荒城の月」「朝」「サンタ・ルチア」「オ・ソレ・ミオ」を黒田素子さんの伴奏で歌い上げた。アトリウムには約120名の聴衆が年齢層幅広く集い、演奏ごとに盛大な拍手が沸き起こっていた。
・滝廉太郎研究会ホームページ(リンク)
・滝廉太郎研究会 没後120年記念コンサートを開催(YouTube)