21. 観光と日常が支え合う

S:学生 T:教員

S 富山地方鉄道立山線の冬季運休をめぐる議論から、観光客と住民の日常利用との関係が気になっています。立山黒部アルペンルートが冬は閉鎖され、観光利用が大きく減るため、冬の運行を止めるという判断は理解できます。一方で閉鎖期間中には、立山線沿線のスキー場に誘客することで鉄道利用客を維持しようという動きもありますよね。
T そうですね。スキー客にもいくつかのタイプがあります。短期滞在が中心の日本人客に対して、インバウンドは滞在型が多い。滞在型になると「観光する」というよりも、「暮らす」に近い感覚になります。そうなると、スポーツ施設そのものだけでなく、そこでの日常的な生活空間が魅力的であるかどうかが、重要になってきます。成熟した訪問者にとっては、異なる土地の日常を体験できること、住民のように過ごせる場所の質が魅力になるでしょう。


続きは、WEBユーザー登録(定期購読)でお読みいただけます

WEBユーザー登録(定期購読)する

既存ユーザのログイン
   

おすすめ