庄川用水合口堰堤(砺波市庄川町)

庄川流域11,000ha余りの農地に農業用水を供給

 2022年9月号で、常願寺川の横江頭首工を取り上げましたが、今回は庄川の合口堰堤をご紹介します。
 古来より庄川平野部の農業用水は、左岸6カ所、右岸3カ所の取水口を独自に持っていましたが、洪水のたびに取水口が被害を受け、その修理等に膨大な維持管理費を必要としていました。
 富山県は、その軽減策として昭和9年に庄川用水合口堰堤の建設に着手し、昭和14年に完成したことにより、各用水取水口の統合(合口化)が達成されました。これにより、庄川流域11,000ha余りの農地に農業用水を安定的に供給する取水施設が完成し、庄川扇状地は良質米の生産地として有名になっています。また、取水された水は、水力発電にも利用されています。(案内板より)

 

 

 

 

 

 

 

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