七軒町排水ポンプ場(富山市)

 松川べりの七軒町付近を散歩していると、「七軒町排水ポンプ場」と書かれた白い施設が目に入ります。以前から気になっていたので、今回、富山市上下水道局に問い合わせてみました。
 それによると、合流式下水道管(汚水と雨水を同じ管で流す下水道管)の流下能力を補完し、浸水被害の軽減を図るため建設され、1962年(昭和37年)7月に供用を開始したもので、2000年(平成12年)4月にポンプ機能の増強が行われました。
 松川の河道下を通る合流式下水道管の流下能力を超過した際に、2本の水路(合流式下水道管及び雨水幹線)からポンプ場に雨水が流れ込むようになっており、ここで塩素消毒を行った上で、排水ポンプ(直径700㎜)3台で強制的に松川へ排水する、という仕組みになっているそうです。
 なお、最大排水量は、毎分216㎥。令和2年度は、年間で66日運転(合計運転時間は、14時間)し、合計排水流量は、50,400㎥だったそうです。

①松川側から。3つの吐口が見える。

②道路側から。

③松川の下を下水管がくぐっている。

④親水護岸から下流の舟橋をのぞむ。

⑤高志の国文学館がすぐそばにある。

  

 

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