4. 都市の微分と積分の話
元・国土交通省都市局土木技官。20代で市役所に出向し、市民参画型のまちづくりに注力。長女出産後は研究所に勤務しながら博士号(工学)を取得。2018年4月に富山大学に都市デザイン学部が新設されたのを機に、准教授に着任。五福キャンパスで教壇に立ちつつも、娘の学校の先生には全く頭が上がらない。好物は富山湾のお刺身とお寿司。
※ S:学生 T:教員
S 6月から週2回の都市計画を選択履修しています。都市計画の基本的な構成については、教科書に沿って概ね理解することが出来てきたように思いますが、今、教科書を使って学んでいる都市計画と、自分たちが自主プロジェクトで取り組んでいる活動の、つながりがまだ見えません。もっと先まで進むとわかる、というお話でしたが、今の時点で大枠だけでも理解できないでしょうか。
T 専門科目を履修しながら、学科の自主プロジェクトとして、課題解決型の活動をしている、ということでしたよね。
S はい。私は今年から始まった住友運河周辺の自主プロジェクトに参加しています。皆で現地に行ったあと、管理事務所を訪問して、少しずつ地域のことを調査しています。私はリーダー役なので、この後のことを知っておきたいという気持ちがあります。