歴史、食、リバーウォーク、全部そろった複合施設を

富山商工会議所 元・専務理事
濱谷 元一郎 さん
Motoichiro Hamatani

 

 2003年10月に、富山商工会議所の視察団がアメリカ・テキサス州サンアントニオ市を訪れた。同年9月に『川と街づくり国際フォーラム』で来富した同市公園管理者リチャード・ハード氏、地元商工会議所などの案内で、同市の街づくりやコンベンションセンターなどを視察。その時の感想を聞いた2004年1月号の記事を再編集してお届けする。

 ホテルのエレベーターからリバーウォークに降りた瞬間、『これは松川と同じだ』と。これをある程度モデルにして作ろうと思えば何でもできる、というのが一番の印象でした。リバーウォークを行き交うコンベンション客の多さには、圧倒されました。サンアントニオがあれだけの人を集められるのは、安全と安心があるから。一人歩きしても問題が起きない全米屈指の治安の良さ。ハットをかぶった体格のいい警備員が24時間体制で警備していますし、ボランティアで清掃や観光案内をするアンバサドール(観光大使)がいて、サンアントニオの歴史なんかも全部説明するんです。観光に対する一人ひとりの市民の意識の高さを感じました。


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