7. 人間中心の価値基準

髙栁百合子〈Profile〉

 

元・国土交通省都市局土木技官。20代で市役所に出向し、市民参画型のまちづくりに注力。長女出産後は研究所に勤務しながら博士号(工学)を取得。2018年4月に富山大学に都市デザイン学部が新設されたのを機に、准教授に着任。五福キャンパスで教壇に立ちつつも、娘の学校の先生には全く頭が上がらない。好物は富山湾のお刺身とお寿司。

 前回、デザイン思考は、その始まりにおいて人間中心の流れを基礎とするものであると書きました。今回は、その続きとして、人間中心、ユーザー中心の考え方が、都市計画におけるウォーカビリティの話に繋がっているというお話しです。6月号の記事で、アメリカでは居住地を探す際、車に頼らず色々な施設に歩いて行ける場所が人気になっている、と説明していました。アメリカの不動産業界ではウォーク・スコアという指標の一般利用が進んでいます。もし、あなたがアメリカで居住物件を探そうとする場合、その物件から歩いていける範囲に各種の施設がどれだけ立地しているか、


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