9. 自転車とその先のモビリティ
髙栁百合子〈Profile〉
元・国土交通省都市局土木技官。20代で市役所に出向し、市民参画型のまちづくりに注力。長女出産後は研究所に勤務しながら博士号(工学)を取得。2018年4月に富山大学に都市デザイン学部が新設されたのを機に、准教授に着任。五福キャンパスで教壇に立ちつつも、娘の学校の先生には全く頭が上がらない。好物は富山湾のお刺身とお寿司。
このコラムでは時速4kmの徒歩でまちを眺める視点を重視していますが、徒歩以外に最近では様々なモビリティが歩道の走行を許可されました。地方都市では見かける機会が少ないですが、道路交通法の改正により4月から、時速6km以内で走行可能な電動のパーソナル・モビリティが可能となり、7月からは電動キックボードのうち、やはり時速6km以内にスピードが制御されているものは特定の歩道の走行が認められるようになりました。このように色々な種類のモビリティが走行可能にはなったものの、