【其ノ百四十二】なにがあろうと…
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今年の初めに、誰がこんなご時世になるなんて思っていたでしょう。そんな中でも庶民は生きていくのです。今年は春の行事が次々と延期中止になっています。それでも桜は見事に咲き誇っていました。花見を控えてください、などと言われていました。花見を控えるだの、今年できないなんて誰が言っているのでしょう。花見の宴を控えてください、と言うのが本来の言い方でしょう。
花見は花を愛でるものです。それを控えるなんてできるわけがない。今年もあちらこちら花を愛でに行ってきました。それなりに気を使いながらですが。
日本に生まれ育ったものには「花見」と言えば桜なのです。菊は菊見。梅は梅見と言います。花見には宴会も余興もつきものではありました。昔も花見の場所で仮装をして出かけることが派手になりすぎ、仮想まかりならんと御触れが出たこともあるそうです。世間に何があろうと季節は巡り、花は咲き誇るのです。宴会だけが花見ではありません。まして季節の移ろいは素敵なものです。是非是非、自分なりに季節を感じ、匂いや風を感じて過ごしませんか?
いやはやまいどはや