【其ノ二百五】重箱の隅をつつく

柳家さん生・・・昭和32年、富山市西町に生まれる。上野鈴本演芸場等、寄席定席に出演のかたわら、都内各所にて勉強会、独演会を精力的に開催、活躍中。

 今年は色々と選挙が行なわれている。市議選、市長選、都議選、参議院選など。選挙が行われる度にネットなどに行動や意見も録画投稿などされる。その都度、流された当人が不適切な発言をしたとして謝る。または説明に追われる。それをまた投稿などされる。終わりのない堂々巡りで、粗探しのような気がしてしまう。確かに発言することはそれぞれの立場において慎重でなければいけないとは思う。しかし重箱の隅をつつくような事に思えることもある。応援していた人が落選し対戦相手が当選した。それでもお祝いを言わなければならないとなると、一言言いたくなる気持ちはわからないでもない。そんなことはあるでしょうと言いたくなる。でも立場があるから許されないのですかね。かと思えば大学を出たの出てないので立場を追われる。しかし大学に入り、出たか出ないかでそれが嘘だとして、その人の人生や行動を全て駄目と決めていいのだろうか。そんなことより立場に相応しい、何を言いたいのか、何ができるのか。やれそうなのか。間違いなら謝り、受け入れる方も「ちゃんとやれ」と許す心があってもいいのではないだろうかと思うのですが。
 いやはや まいどはや

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