知恵が集まれば、すごいことができる

富山ライトレール株式会社
代表取締役社長
根塚 俊彦 さん

 今年5月、森富山市長をはじめ11人でアメリカ・テキサス州のサンアントニオ市を訪れ、有名なリバーウォークを視察した根塚さん。都市計画の専門家の目から見たリバーウォークの魅力とは?そして、ライトレールとの共通点とは?

 「最初は、テーマパークと同じことをやったのかなと思っていたのですが、時間が経つにつれて、これはすごいことをやったものだ、とだんだん気持ちが変わりました」
 リバーウォークは道路のレベルから約5m下にある川沿いの散歩道。
 「降りて行くと、すごい人!水辺のところにレストランを張り出していて、そこにたくさんの人がおいでになる。一旦そこに入り込むと別世界なんですね。暖かい国だから虫とか気になっていたのですが、全然いない。暑い中でも快適で、人々が楽しんでいる。朝も歩いたんですが、すがすがしく、水と人との距離感がない。本当に水と親しめるところでした」
 市役所を訪問し、サンアントニオ市の部長から話を聞いた。
 「単なる河川改修に終わらせないで、緑や水を大切にすることや、洪水対策にかける先人のご苦労を聞きまして、人間のやろうとする力が一つにまとまってくると大変なことができるんだなと。そして、ぶれないで一つの計画を遂行なさっている姿勢はすごい。ソフト面でも、来られた人をいかに楽しませてあげることができるかを真剣に深く考えておられますね」
 サンアントニオ市は、いろんな知恵を持った人が集まって素晴らしい水辺の街を作った。
 「ライトレールも、いろんな分野の方が知恵を最大限に発揮していただいて、短期間でできたというのは、置き換えれば一緒かな思いますね」

 

ねづか・としひこ●
昭和22年12月10日生まれ。59歳。昭和45年3月、中央大学 理工学部 土木工学科卒業。中央大学職員を経て、昭和46年4月、富山市役所入所。平成12年4月、都市計画課長。平成14年4月、新幹線等交通政策課長。平成15年4月、都市整備部次長(兼 新幹線・富山駅周辺整備課長)。平成16年4月、理事・次長(兼 富山港線路面電車化推進室長)。平成17年4月、都市整備部長。平成19年6月、富山ライトレール㈱社長に就任。


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