今のテーマは、「地域に貢献すること」

(株)藤井産業・(株)藤井産業運輸
代表取締役社長
藤井 裕久 さん

 生コン、アスファルトコンクリート用骨材、土木建設用骨材の原石採取から製品化、運搬を主に手がける(株)藤井産業。10年程前からは産業廃棄物の中間処理も行っている。また、最近では、社会福祉法人を設立し、保育園の運営も始めた。3代目社長の藤井裕久さんにお話を伺った。

 「小さい頃から、父や母がこの仕事に従事する姿を見ていましたので、いつか自分もするんだろうなと思っていました」と振り返る。
 「昔は自宅に重機やトラックの置き場もありましたし、事務所もありました。そういう中で育ちましたので家業という意識が強いですね」
 当時の自宅兼事務所は、JR千里駅近くにあり、現在も同じ場所に自宅がある。
 「人情味がまだある土地柄で、おすそわけの文化も残ってます。日本の原風景のような田園風景もいいですし、好きな場所ですね」
 昨年、青年会議所の企画で、台湾出身の評論家・金美齢さんと対談した。
 「日本人以上に、日本人らしい考えを持っておられるというか、伝統的なね。日本人が失ってしまったものを改めて認識させて頂きましたね」
 今年、富山市の民営化保育園を受け、「みかど保育園」をスタート。
 「実際に、自分がこの地域で育てられたという思いがありますので、やっぱり地域で、地域のスタッフで、地域の子どもを育てようと。それで、あおぞらこども福祉会という社会福祉法人を立ち上げて。ものすごくやりがいがありますね」
 「今の私のテーマは、『地域に貢献すること』。保育園もそうですけど、事業ももう少し環境を整えて、きちっとしたものにしていきたいですね」
 「自分が社会に貢献できていることを実感できること、家族が幸せになることが夢」と語る。

 

ふじい・ひろひさ●
昭和37年(1962年)4月5日生まれ。富山市婦中町出身。A型。工学院大学建築学科卒。
健康法は、ゴルフとストレッチ。「ゴルフは年に30ラウンドほど回ります」
座右の銘は、「一期一会」。「その時の出会いを大切にしていくことが、人生を豊かに、楽しくしていくと思いますね」
家族は、父、母、妻、子どもが4人の8人家族。
最近の旅行では、台湾が印象に残っているそう。「経済同友会の教育視察で行ってきたのですが、親日家が多くて、経済発展がめざましい国ですね」
好きなTV番組は、「たかじんのそこまで言って委員会」

 

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