「教育の町」を目指す岩瀬に競輪場は必要?
岩瀬自治振興協議会 会長
金尾 雅行 さん
今年2月下旬、富山競輪場の施設と土地の大半が、地元の酒造店から東京のチャリ・ロト(車券販売サービスのシステム会社。親会社はミクシィ)に売却された。これに対し、「競輪場の運営が長期化することが懸念されるのに、市の説明が不十分」、と地元の岩瀬自治振興協議会がレース開催に反対する決議を行なった。同協議会会長の金尾氏に話を聞いた。
「旧北前船回船問屋の旧馬場家住宅が富山市に寄付された時に、経済的な効果を狙うのではなくて、教育拠点として使う方法を是非考えてもらいたい、という要望書を出していました。ご存知の通り、馬場家の馬場はるさんは、富山大学の前身の旧制富山高校の設立に巨額の寄付をされた方ですから、