消費税を中心とする間接税の自主的な申告・納税を推進

紙ぷらす株式会社 代表取締役会長、 富山間税会 会長
若林 啓介 さん

 今年6月、富山間税会の会長に就いた若林さん。ちなみに、間税会とは、消費税を中心とする間接税(消費税、酒税、たばこ税、揮発油税等)の納税者が全国各地の税務署単位ごとに組織している任意団体。納税者による自主的な申告・納税を推進し、適正な税務執行に協力することを目的に組織されている。これからの抱負などを聞いた。

 

  「今年度の日本の税収は80兆円弱ぐらいだと思いますが、その半分弱が間接税で、30数兆円。そのうち消費税が25兆円ぐらいなんです。ですから、消費税は非常に大事な税金であるということです。今、消費税をどうするのかという議論が政治の世界でいろいろ言われていますけれど、これは簡単に触ってほしくないな、と。というのは、とんでもない税収欠陥になりかねないので、ここは慎重に、皆さん、考えてもらいたいなと思いますね」 なお、消費税の穴埋めの財源として、国債発行が議論される。
 「今、1100兆円ぐらいの国債発行残高があって、半分を日銀が引き受けています。残り半分は金融機関が引き受けて、そのお金の出どころは国民だから別に問題ないと言うんだけど、もうすでに今年、長期国債が売れなくなってきています。引き受け手がいなくなって。利率を上げないと誰も買ってくれなくなってきている。そうなってくると、どうしても一般会計歳出115兆円の約30兆円分が国債費で、これへの利払い約10兆円が激増すれば、一般会計がまともに組めなくなってくるので、決して楽観できる状況ではないと思っています」
 間税会の役割は、しっかり間接税を納める、そして、間接税の重要性を理解していただくことに尽きると若林さん。
 「朝日重剛前会長がとても立派でいらしたので、そこまでしっかりできないなと思いますが、今の約1500社の会員を少しでも減らさないようにと思っておりますけども(笑)」と微笑む。

 

わかばやし・けいすけ●
昭和27年(1952年)10月29日 富山市生まれ。A型。県立富山中部高校3年の夏に休学し、米国イリノイ州ヨーク高校へAFS奨学生として留学。翌年6月に卒業。帰国後の翌年3月に中部高校を卒業し、一橋大学経済学部へ。卒業後、三井物産㈱入社。昭和56年8月から6年強、欧州三井物産ドイツ㈲デュッセルドルフ本店に勤務。昭和63年に三井物産㈱を退社し、㈱若林商店(現・紙ぷらす㈱)入社。平成13年に社長に就任。令和7年2月、会長に就任。富山市教育委員会 教育委員、富山経済同友会 特別幹事、富山商工会議所 常議員、富山市中央通りD北地区市街地再開発組合 理事長。2018-2019年度の国際ロータリー 第2610地区(富山県・石川県)のガバナーを務めた。 ○特技…英語(英検1級) ○家族…妻、娘(社会人)

 

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