San Antonio Texas 2020 訪問記 Vol.5


弊社が1997年の初訪問以降、5回に渡って視察を重ねてきたアメリカ テキサス州 サンアントニオリバーウォーク。今回、月刊グッドラックとやま編集部員であり、まちなか水辺遊び仕掛人(富山地域通訳案内士)の中村志保が12年ぶりにリバーウォークを訪問。2月13日(木)から18日(火)までの6日間の訪問記を連載します。

 

●2月16日(日):ミュージアムリーチ2
 気に入ったお土産を無事ゲットできたので、今度はランチへ。コーシャ・ビーガン対応のレストランで、チキンカツバーガーを食べました(チキンと言っても大豆ミートですね)。これまた大変な美味でした。ダウンタウンリーチでもミュージアムリーチでも共通していますが、食の多様性の安定供給です。肉料理はもちろん、ベジ・ビーガン・グルテンフリー・コーシャ…、様々なニーズに対応できるよう、レストランが各種揃っていました。観光複合施設には、レストランの他に、ホテル、体験施設、料理学校まで隣接してあって驚きました。

 帰路はリバーシャトル(水上タクシー)を利用しました。朝の出発前に、スマホからオンラインで1日券を購入していました。ダウンタウンリーチ内の各窓口は10時からオープンなので、それを待っていると出発が遅れるため、オンラインで購入。また、ミュージアムリーチ途中にはチケット購入窓口はありません。オンラインで購入したこのチケット、そのまま利用できるのかと思いきや、1カ月間の有効期限があり、いつ使用するのかは乗船時に係員に伝えて、「本日有効」の手書きの紙を受け取り、丸1日その紙をリバーシャトルを乗船するたびに見せることになります。ここはアナログ。オンラインロケーションシステムを用いており、現在のシャトルの位置をスマホから常時確認できます。とは言うものの、便数は1時間に1便。観光複合施設は朝8時からオープンしてるのに、リバーシャトルの始発は10時で、便利というわけではありません。

 さて、ミュージアムリーチのもう一つの大きな見どころは、この閘門! 往路復路の二艘同時に上下移動できる設備が整っており、今は便数が少ないけれど、将来的に便数が増えることを想定しているようです。下降中はやっぱり、大人でもワクワクしてしまいました(笑)。


▲往路復路の二艘同時に上下移動できる


 リバーシャトルは各停留所で停まるので、進行はゆっくりです。途中、橋の下で橋桁に船が近寄ったかと思ったら、橋桁のくぼみにタンクが置いてあって、「何だろう?」と思いましたが、スタッフさんがタンクの液体を自分のタンブラーに入れてビックリ!。飲料水をこうやって補充するの?! 事前にペットボトルを何本も積んでおくんじゃないんですね。この日は2月といえども、日中は汗ばむ気温で、半袖の人も多かったです。2月でこれだから、屋根のない船上で働く方には熱中症対策は重要なのですね。それにしても、見た目はとても飲料水が入っているタンクには見えなくて、いまだに解せない光景でした。
 ホテル近くの停留所でリバーシャトルを降りて、そのあとは、部屋でごっそり買い込んだお土産のパッキングを楽しみました。さて、明日は滞在最終日。この旅のクライマックスです!
〈つづく〉

 当時、アメリカでは誰もマスクをしておらず、非常事態宣言が出る3週間程前の様子です。アジア人に対する偏見にも私は幸い遭うこともなくて、嫌な思いもせずに楽しんでくることができました。船は満席で、今で言うところの〝密〟ですね。コロナ禍前の賑わいが懐かしいです。

 

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