San Antonio Texas 2020 訪問記 Vol.4
▲観光複合施設「パール醸造所」の週末マルシェの賑わいぶり
弊社が1997年の初訪問以降、5回に渡って視察を重ねてきたアメリカ テキサス州 サンアントニオリバーウォーク。今回、月刊グッドラックとやま編集部員であり、まちなか水辺遊び仕掛人(富山地域通訳案内士)の中村志保が12年ぶりにリバーウォークを訪問。2月13日(木)から18日(火)までの6日間の訪問記を連載します。
●2月16日(日):ミュージアムリーチ1
エッセイの1〜3回でお伝えしてきたリバーウォークは、100年以上の歴史がある〈ダウンタウンリーチ〉と呼ばれる場所で、そこから北に延伸した新しいリバーウォーク〈ミュージアムリーチ〉は2009年に整備され、現在も更に北進して開発は続いています。ダウンタウンリーチのホテルを出発してから、歩いて40分位の場所に、昔の醸造所を復活させて観光複合施設が整っているとのことで、日本で言うところの、今流行りの〝ヴィレッジ(体験型観光複合施設)〟ですね、ぜひここを見てみたく、まず、往きは歩きで出発しました。出発してすぐ実感、ダウンタウンリーチとは全く異なって、目移りするようなカフェやレストランはなく、全くもって閑静な光景が続きます。ダウンタウンリーチと比較してしまうとあまりにも刺激が少ないので、こちらはこういう川べりなのだと割り切って(笑)楽しむのがよさそうです。黙々と(笑)進んで行くと、ミュージアムリーチの名の通り、川沿いに大きな美術館や文化ホール、アートスクール、そして、ところどころ、橋の下に現代アートの造形作品が組み込まれたスポットがあり、都市計画としても〝芸術〟をテーマに進めているのだと見て取ることができます。川べりをジョギングしている方が多く、何度もすれ違い、また、追い越されました。見ているととても心地良さそうで、私もジョギングの用意をしてくるべきだったと思うほど。いつかまた訪れる機会があるなら、次は必ずスニーカーとジョギングウェアを持参しようと思いました。もう一つ、このミュージアムリーチ沿いには、新築の集合住宅が非常に目立ち、近くにある軍事施設で働く方達が主に住んでいるそうです。日頃から、身体を鍛える意識の強い方達が多く住んでいるということなのでしょうかね。
さて、目的地パール醸造所に到着しました! 毎週末ここでオーガニックマルシェが開かれているそうで、狙ってきたわけではありませんでしたが、ラッキーでした。すごい人で、広場は大変な賑わい。新鮮な野菜や果物、その場で絞ってくれるフレッシュジュース、コスメ、スイーツ、軽食、ハチミツなどなど何でもあります。観光価格で、いいお値段しています。出店だからでしょうか、商品価格に加え、会計時にチップの支払いの必要がありました。マルシェに出店しているのは、サンアントニオの地元のメーカーさんばかり。〝地元メーカーを引き立て、地元にお金を回す〟というハッキリとしたスタンスを感じます。私は、一目惚れした地元メーカーさんのチョコをごっそりお土産に買い込みました! 後ろに並んでいた観光客のおじさまが(州はどちらか忘れました)、「無事に日本に持ち帰れるように、丈夫な僕のエコバッグ(おじさまが買ったばかりの)をあげるよ!」と。じわ〜ん。
▲雰囲気は松川とよく似ています!
▲料理のデモンストレーションもあり、活気に満ちていました!