San Antonio Texas 2020 訪問記 Vol.1


▲もうじきサンアントニオ空港に到着です!

弊社が1997年の初訪問以降、5回に渡って視察を重ねてきたアメリカ テキサス州 サンアントニオリバーウォーク。今回、月刊グッドラックとやま編集部員であり、まちなか水辺遊び仕掛人(富山地域通訳案内士)の中村志保が12年ぶりにリバーウォークを訪問。2月13日㈭から18日㈫までの6日間の訪問記を連載します。

 

●2月13日(木):到着
 朝、我が家を出発してから、約23時間、現地時間で同日の夕方17時頃、リバーウォークに到着しました(日本との時差は、マイナス15時間)。2008年7月に訪問した時以来です。
 「なぜサンアントニオ?」という方のために、簡単にご説明致します。サンアントニオ市は、テキサス州南部(メキシコとの国境まで約200キロ)の、商業、金融、工業の中心地。多種多様な工業が発展し、また、市の内外には空軍基地があり、軍事都市としての機能も大きなものです。またその一方、西部開拓時代の雰囲気を今も色濃く残し、テキサス独立戦争の戦跡であるアラモ砦や、1920年代以降から整備されてきたリバーウォークは観光地として大変な人気で、年間一千万人以上が訪れる全米有数の観光都市。弊社視察は、まさにこのリバーウォークが目的。ここの整備は、さかのぼること100年前。1921年の洪水が発端でした。被害は甚大で住民は治水を要請。段階を経て、ダムの整備や都心部の川の湾曲部の埋め立て等を行い、1929年に地元の建築家ロバート・ハグマン氏が、スペインの古い街並みをコンセプトに、商店、レストラン等をリバーウォーク両岸に建設し、河川をそのまま活かして街を開発。1941年に整備が完了しました。時代とともに更に進化し続け、注目され続けているのは、ハード面・治水の整備と、かつ、観光都市としての商業的な大成功にあるのです。川幅は松川とほぼ同じです。

 


▲ホテルの部屋からの眺め

 

 

 さて、訪問記へと話を戻します。既にリバーウォークはあふれんばかりの人で賑わっており、すれ違う人達はお互いに肩をかすめるような混雑ぶりです。どういう方達なのか運転手さんに聞いたところ、軍に入隊した新人達が全米からここサンアントニオ一カ所に集められ、基礎訓練を受けるのだそうです。そして、訓練生の卒業式がなんと! 毎週金曜日に行われ、毎週3〜400名が巣立っていくとのこと! ひや〜! 軍隊の無い日本には全く想定されない状況。卒業式には当然家族も駆けつけますので、毎週毎週軍事基礎訓練の卒業式関係だけで千人以上が入れ替わり立ち替わりするわけです。サンアントニオの成功はコンベンションシティゆえなのだと思っていましたが、それだけではなかったのですね。人が出入りする分母の大きさに驚きました。

 


▲小さな噴水や小道で変化に富んでいます

 

 リバーウォークには、もちろん遊覧船が走っています。サンアントニオリバーウォークの場合は、市から委託を受ける形で、運営会社は市と10年間の契約を交わします。今回の訪問の目的は、現地の最新の様子を見ることと、2017年より新たに市と契約した遊覧船新会社「Go Rio Cruises」 の副社長様と、セールスマネージャーさんにお会いすることにもありました。このことを運転手さんに話したら、道中、リバーウォークの川の基点や、リバーウォークを中心として楽しめる周辺施設などを案内してくれました。「ここに動物園もあるよ」って示されましたが、どう見ても徒歩で行ける距離ではなさそう…。あとで自分でグーグルマップで調べたら、車で12分でした。でも、このやり取りから気づきがありました! 富山に置き換えた場合、松川からファミリーパークまでは、車で14分!そんなに変わらない! 富山は観光スポットが中央に集中してないとか、面になってないとか、ネガティブに捉えられているようだけれど、それは来たお客様が決めればいいこと。富山の人達が、先にそんな評価を自ら下してしまっているのではもったいない。自分達の街に誇りを持って、積極的に紹介したらいいのだ! と。  
〈つづく〉

 


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